『ConoHa WINGとエックスサーバー、どちらがおすすめか?』
正直、性能については大きな差はないので一般的なブログを運営する上ではどっちを選んでも正解です。両者の比較であればどちらも高速サーバーとして期待するパフォーマンスを十分発揮してくれると思います。
とはいっても、なかなか選びきれないのが人の性。
本記事ではそんな人に向けてConoHa WING と エックスサーバーをブロガー目線での重要ポイントを比較していきます。
まず結論
- ConoHa WINGがおすすめ(特に初心者の場合)
一番の理由としては、ConoHa WINGの方が機能画面がシンプルに分かりやすく設計されており雑に言うと今風。逆にエックスサーバーの方は少し画面構成が複雑な印象があります。ブログ運用で使う設定は限られているのでシンプルな方がベターでしょう。
それでは、他の比較項目もあわせてメリットデメリットを見極めていきましょう。
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Contents
料金で比較すると「ConoHa WING」
同価格帯の主力プランである「Conoha WING ベーシックプラン」と「エックスサーバー X10 プラン」を比較します。
契約期間により月あたりの料金が変わってきますので、最低/最高でそれぞれを見てみましょう。
最低料金/契約期間 | 最高料金/契約期間 | |
ConoHa WING | 880円(36か月) | 1,210円(3か月) |
エックスサーバー | 990円(36か月) | 1,100円(3か月) |
※キャンペーン・割引は考慮しない通常価格を参照
レンタルサーバー各社はキャンペーンが頻繁に行われています。今回は静的な比較のため標準価格を参照しています。表の通り36か月の長期契約であればConoHa WINGが安く、3か月の契約であればエックスサーバーが少し安くなります。
月の利用料金としてはさほど大きな差はありませんが、初期費用については大きく事情が違います。エックスサーバーの初期費用は3,300円、対してConoHa WINGは無料であるため初期費用を加味した料金ではConoHa WINGに分があります。
ブログ用途のシェアで比較すると「Xサーバー」
では、世間のブロガーはどちらのサーバーを選択しているのでしょうか。
サービス開始時期
ConoHa WING : 2018年9月26日~
エックスサーバー : 2003年~?
ConoHaはレンタルサーバーとしてはかなり最近からスタートしたサービス。一方エックスサーバーは老舗も老舗で会社沿革を参照すると2003年にサービスを開始とのこと。
ブロガーのシェアはブロガーに聞けということで、ブロガーさんのツイートを漁ってみました。アンケートされている方が複数いたので紹介させていただきます。
契約しているレンタルサーバーは??
私はさくらですが知人に何処が良いか聞かれ皆さんにアンケートです。— あいづママ@40代から副業に燃える🔥🔥 (@aizumommy) May 8, 2020
皆さんに質問があります。サイト運営されている方
契約サーバーどちらですか?
RT大歓迎です!①xserver
②さくらレンタルサーバー
③ロリポップ
④その他#アンケート #サーバー #xserver #さくらレンタルサーバー #ロリポップ #サイト運営— hanami-web (@HanamiWeb) April 28, 2020
【アンケート】
ブログやってる方!どこのレンタルサーバー使っていますか?
良かったら下記投票で教えてください!— ミツキ🤓SEOとブログで生きる人『ノマドの樹』運営 (@ptnimz1987) January 30, 2020
比較以前にConoHaが選択肢に入っているアンケートが見つからず。サービス自体が新しいこともあり現時点でのシェアはエックスサーバーが優位と思われます。
補足しておくと新参のConoHa WINGも最近よく名前を聞くようになりました。有名ブロガーの中にもエックスサーバーからConoHaへ移行している方も少なくありません。
速度で比較すると「引き分け」
実際に両方のプランを契約して速度比較を行いました。計測方法は次の通りです。
- 同じWordPress環境を準備
- 10分間隔でアクセスして約24時間分の応答速度を集計
- アクセラレータ、キャッシュ系の機能はOFF
なお、テストで使用するWordPressのデータはテーマユニットテストを使用しました。詳細は下記記事を参照。
【秒速データ投入】ワードプレスのテストサイトを作ってみよう
続きを見る
応答速度の統計値を比較
平均値 | 中央値 | 90%タイル値 | |
ConoHa WING | 1851ms | 1531ms | 2664ms |
エックスサーバー | 1926ms | 1530ms | 2618ms |
平均値、中央値、90%タイル共に大体同じような測定値になりました。
サーバーの性能はタイミングや時間帯、負荷状況など様々な要素で変動するものなので、多少の差は誤差の範囲といっていいでしょう。
24時間の応答速度の変化をグラフで
1日を通しての応答速度の変化をグラフにしてみました。
Conoha WINGのグラフ。スパイクしている箇所はあるものの、おおむね1日を通して安定している印象。
XServerのグラフ。なぜか規則的な細かい上下を示しております。1.5秒と2.5秒のパフォーマンスを周期的に繰り返している様な結果になりました。
そういったサーバー制御がなされているのかは謎ですが、その他の目立った遅延というのは発生していないという点では安定しています。
使いやすさで比較すると「ConoHa WING」
最後に使いやすさについて比較していきます。
運用のしやすさというのは結構大事。変に分かりにくい画面や機能があったりすると設定のミスに繋がったり、操作方法を調べるのに不要な工数をかけてしまします。
とりわけ右も左も分からない初心者にとっては、機能画面の扱いやすさというのは重要なポイントだと思います。
- ConoHa WINGの管理画面
参照: ConoHa WING
左にメインメニューが配置されたシンプルな構成です。メニューもシンプルで導線がはっきりとしているため各社の管理画面と見比べてもかなり使いやすさを感じました。さすがに新しいサービスだけあった、ユーザービリティを重視している画面構成です。
- エックスサーバーの管理画面
参照:XSERVER
対するエックスサーバーはこんな感じ。トップ画面での表示メニューが多すぎて初心者にはとっつきにくと思います。メニューリンクから詳細画面へ遷移していく構造なので、トップ画面で目に入るリンクの量が多いのです。
まぁ、WordPressの構築やブログ運用で使用する機能はごく一部なので、慣れてしまえばどうってことないのかもしれません。
というわけで、サーバー機能の使いやすさ、親しみやすさという観点においてはConoHa WING を推したいと思います。
まとめ
今回比較した内容をおさらいすると次の通り。
比較結果まとめ
- 料金で選ぶなら「ConoHa WING」
- ブロガーのシェアで選ぶなら「エックスサーバー」
- 速度は引き分け
- 使いやすさで選ぶなら「ConoHa WING」
どちらも、高速で安定している人気のサーバーですので最後はお好みでもちろんOK。
まずは無料お試し期間や、時間単位の短期契約(ConoHaの場合)でブログの動作や、サーバー設定の操作感を確かめておくと安心です。
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