SEO対策?カスタマイズ性?有料/無料?
結局のところなにがおすすめなの?
こんな疑問の手助けになるかと思います。
本記事では人気ブロガーが運営している100のブログサイトで、実際に使用されているテンプレートを一挙解析・集計してみました。
『上級ブロガーに人気のWordPressテーマを選んでおけば間違いない』というアプローチで、WordPressテーマ・テンプレート選びをご提案します。
本記事では人気ブログに関する次の調査・集計結果を見る事ができます。
- WordPressサイトの割合
- WordPress テーマのシェア
- 有料テーマ / 無料テーマ の割合
- 有料テーマ / 無料テーマ 毎のシェア
それでは早速みていきましょう。
WordPressテーマ人気調査の集計方法
今回の集計を実現した手順を簡単に説明しておきます。結果からみたい方は読み飛ばしてOKです。
今回の調査では次の3ステップで解析~集計を行っています。
- 解析対象とする人気ブロガーを検索
- ブログサイトURLを取得
- WordPress使用有無、使用しているWordPressテーマを解析
続いて、各ステップの内容を少し深掘ってご紹介します。
1. 人気ブロガー(フォロワー数TOP250)を抽出
まずは調査母体となる人気のブログサイトを集めるために、ブロガーのTwitterアカウントを検索でピックアップしました。
(ブロガー属性のアカウントを絞り込むために、検索ワードの組み合わせで微調整しています。)
ブロガー(ブログ)の人気を示す基準値にはTwitterのフォロワー数を採用し、まずはフォロワー数上位の250アカウントでリストを作成しました。
絞り込んだ上位250アカウントはフォロワー数4千~23万のブログ強者達です。
【抜粋】ブロガー属性らしきフォロワー数上位アカウントリスト
なお、Twitterの検索やフォロワー数の情報取得には以下のWebサービスを使用しています。無料版では機能や検索回数に制限がありますが十分使えました。
2. ブログサイトURLを取得
次に取得したTwitterアカウントのプロフィールへアクセスして、サイトリンクの情報を取得します。
型にはまらないものは除外しつつスクリプトで機械的に抽出して、最終的には155サイト残りました。
また、note、youtube、lineなど明らかにブログサイトではいURLもこの時点で除外済みです。
3. WordPressの使用有無とWordPressテーマを解析
あとは取得したURLにアクセスしてWordPressの使用有無、使用している場合はWordPressテーマの解析を行うだけです。
特定方法はいくつか手段があるのですが、今回は次のサービスを使用する事にしました。
使い方としては下図の様な感じで、URLを入力してクリックするだけで解析が完了するのでかなり手間が省けました。
サイト数が多いため、この辺の情報収集も自動化しました。
以上の情報収集と手作業でのデータ分類を経て、100サイト以上の解析結果を詰め込んだリストが完成しました。
【抜粋】人気ブロガーのサイト解析結果の一部
それでは調査結果に公開していきます。
【結果発表】WordPressテーマ人気調査
全体数として、人気ブロガーのTwitterアカウント250件から取得できた有効なサイト数は155サイトでした。
今回はこの155件のサイトのWordPressの使用状況を数値化していきます。
それでは、調査結果をみていきましょう。
WordPress(ワードプレス)の使用率
解析したブログサイトにおいてWordPressを使用している割合は67%でした。
やはりWordPressの人気は根強いです。世界中に利用者が多いため便利なプラグインが豊富なのと、日本語の情報量も多いため無料ブログを脱した初心者にもおすすめです。
WordPressテーマの人気調査、上位はAFFINGER、Cocoon、STOK
WordPressを使用している104サイトのうち自作テーマの4サイトを除いた100サイトについて、使用しているWordPressテーマの割合を見ていきます。
※本グラフにおいて、同テーマのバージョン違いは同じものとしてカウントしています。
人気ランキング1位には『AFFINGER』と『Cocoon』が同率で並びました。
人気上位には「AFFINGER」をはじめ、STORK(ストーク)、JIN、賢威とそうそうたる有料WordPressテーマが並びます。
無料のものでは「Coccon」が孤軍奮闘している構図。手っ取り早く良さげな無料WordPressテーマをお求めの方は「Coccon」一択か!?
「その他(18サイト)」の内訳は次の通りです。
Agama, albatros, ColorMag Pro, elephant3, Emanon Business, giraffe, Godios. Child Theme, IMPACT, LION MEDIA, lionblog, luxech, mantra, minimal_blue, MOUNTAIN, RUMBLE, Simplicity2, Twenty Fifteen, 7th_formula
有料テーマ/無料テーマの割合
WordPressのテーマ選びの観点として「有料」か「無料」かというのも大きなポイントですので、この観点でシェアを見ていきます。
まずは、有料/無料の割合は次の様になりました。
トップブロガー層では有料のシェアがやはり高い。
SEO対策やカスタマイズ性の高さは「集客や作業効率(= 売上)」に直接的に影響するので、痒い所に手が届く有料テーマが積極的に採用されているものと予想しています。
また、有料テーマ自体がアフィリエイト商材となることも多いためシェアを広げるの要因の一つとなってるのではないでしょうか。
次に有料テーマのみのシェアを紹介します。
AFFINGER、STOK、JINとサイト運営にアンテナを張っている人であれば、一度は耳にしたことがある有力なテンプレートが並びます。
上位については大体想像通りの結果となりました。
続いて、無料テーマのみのシェアを紹介します。
前述の通りほぼCocoonの一強で、かろうじてSTINGERが顔を見せる位の状況となっています。
もう少しばらけるものかと予想していましたが、ブログー界隈での無料テーマ事情は思ったよりデファクト化していました。
まとめ
WordPressのテーマ・テンプレート選びに迷った時は長いもの(人気者)に巻かれてみよう。
シェアが強いテーマは情報量も多いので、設定やカスタマイズでハマりにくくアプトプットに注力できる時間が確保できます。
という訳で、今回の結果をもとにおすすめするなら、無料テーマは『Cocoon』、有料テーマは『AFFINGER』となります。