キャッシュレス時代の到来。
現金を持ち歩く必要性が急速に薄れてきています。
スマートフォンでの決済方法も乱立状態で、日常生活では財布を取り出すシーンすらほとんどなくなってきています。
無駄にかさ張る長財布を、悠長に持ち歩いている場合ではありません。
ライフスタイルにあわせて、財布もミニマルに。
こうして、「薄くて小さい」スタイリッシュな財布を求めて、探しさまよった結果、手に入れた最適解がこちら。
m+(エムピウ)の「straccio(ストラッチョ)」という薄くて小さい財布で、日本の革工房が製造しています。
今回はこの超コンパクトなストラッチョを徹底レビューしていきます。
Contents
『ストラッチョ』を徹底レビュー
まず初めにストラッチョのラインナップをご紹介しておきます。どちらも人気のためか生産がなかなか追い付いてないようで基本的に在庫が薄いです。好みのカラーがあればネットショップをウォッチして即ポチできる様にしておきましょう。
ストラッチョ ブエブロ
本記事で紹介するのがこのプエブロレザーのストラッチョ。和紙のようなサラサラとした手触りが特徴で使い始めるとすぐにエンジングが始まります。
経年劣化による色つやの変化が目に見えて楽しいのがプエブロの最大の特徴。レザーは柔らかく手にシットリと馴染む感覚があります。
ストラッチョ スーペリオ
ストラッチョシリーズの最上位版となるのがスペリオーレ。形状やサイズはプエブロと同等ですが、素材のミネルバリスシオ(イタリア製タンニン鞣し革)が高級感をかもしだしています。
こちらも初めはサラリとした質感ですが、使っていくとツヤが増して締まりのある質感に変化していきます。エイジングに加えて上品さを求めるのであればスーペリオのチョイスもありです。(ちょっと高いですが)
エイジングの比較動画紹介
ちょうど分かりやすい比較動画がありあましたので参照させていただきます。一つ目がプエブロ、2つ目がスーペリオ(ミネルバリスシオ)ですね。
カラーによっても色つやの変化に違いがあって見応えありますね。
ストラッチョ(プエブロ)の特徴
コンパクトで薄い財布の市場を調べてみると、他の人気商品としてabrAsus(アブラサス)や、BellroyのNote sleeveが代表格としてあげられます。
こういった商品も、実用性と薄さを兼ね備えており、要求を十分満たしてくれる期待感がありました。
これらと比較した場合のストラッチョの優位性は、
- 価格が安い
- 三つ折りタイプのため、よりコンパクトにまとまる
- 革の素材感を生かしたシンプルなデザイン
スタンダードなモデルでいうと、上で挙げた製品の70%程度の値段で購入可能。手が出し安い価格設定が魅力です。
サイズにおいては、他の薄い財布は100mm四方の正方形に近い寸法となっており、手のひらにで握りしめるには少し大きいかなというサイズ感。
比較して、ストラッチョの方は三つ折りタイプで、その分厚くはなりますが、表面の大きさは、カードが丁度収まるようなジャストサイズ。(102mm(W)×65mm(D))
その手のひらで包み込めるほど良いサイズ感と、 プエブロレザーのサラッとした手触りが生み出す、馴染みの良さがあります。
3つ目は、革の素材感を存分に生かしたデザイン。
メーカーでは以下の様に紹介されています。
[straccio]は「端切れ・ぼろ切れ」転じて「存在感が希薄な」といった意味を持つ、肩肘を張らない財布です。
ぼろ切れではありませんが 、コンセプトの通り、上質な革素材を生かして、必要十分な機能だけをこしらえた簡素なつくりに、味わいを感じます。
カラーバリエーションが多いのも、シンプルながら自分好みを追求できるポイントです。
それでは、もう少し掘り下げてレビューをしていきます。
サイズ感レビュー
小さいです。手のひらサイズ。
身近なもので比較してみると、
『スマートフォン > 名刺入れ > ストラッチョ > ワイヤレスマウス』となりました。
厚さは、1.5cm~2.0cm程(カード5枚、小銭、紙幣6枚 格納時)。
革が馴染んで形状が安定してくると、もう少し薄くなりそうな気がします。
素材感レビュー
今回購入したのは、「PU.grigio」というカラーバリエーションで、このカラーでは「プエブロレザー」が採用されています。
購入直後の状態では、サラリとした手触りで、適度な柔らかさが感じられる革素材です。
(※カラーによって、素材が異なるので購入時は要チェックです)
魅力的なカラーが多く、かなり迷いましたが、グレーと緑を織り交ぜた深みのある色彩がかなり気に入っています。
収納レビュー
肝心の機能面も必要十分。
長財布から主要なカードを5枚、小銭、紙幣6枚を入れ替えましたが、十分収まりました。
カードは6枚目を入れると少し窮屈だったので、4~5枚が丁度良い枚数だと思います。革の馴染みにあわせて調整していこうと思います。
財布の内側もフラットなつくり。
カードの収納スペース。
購入直後の状態は4、5枚程が窮屈なく入る感覚。
小銭の収納スペース。100円玉が15枚入る設計とのこと。
意識的に小銭を発生させない生活を送っているため、個人的には十分な収容力。鍵なんか入れてもおさまりがよさそう。
紙幣のスペース。財布自体は三つ折りながら、折らずに収納できるのが手軽。
三つ折りの跡が紙幣についてしまうのは、唯一の妥協ポイント。
ちなみに開いた状態での表面はこのような形。
ナチュラルな素材感が際立ちます。
試しに全部入れてみる。
紙幣6枚。小銭10枚程。カード5枚。無理なく収容できました。
この程度の内容量であれば、折りたたんでも厚さが気にならず、取り回しも良い。
まとめ
現金を使わないミニマルライフを加速してくれるであろう「ストラッチョ」。
最低限必要のカード類と現金を収納するのには十分。
良質な革素材を使用しているため、使用しているうちに革の色合いや手触りの変化していくという、エイジングも楽しめる。
日々にぎにぎして自分だけの財布を育てていくのも、また一興。