オーディオブック用のイヤホンってどんなのがいいの?
有線、ワイヤレス?おすすめは?
これまで3タイプほどオーディオブック用のイヤホンを試してきたので、その答えを共有します。
オーディオブック用のイヤホン選びで押さえておきたいポイントは次の5つ。
ポイント
- ワイヤレス ⇒ 有線はひたすら邪魔
- 長時間再生 ⇒ 5時間の連続再生できると充電がだいぶ楽
- 防水 ⇒ 風呂や雨天でも聞きたいなら必須
- 遮音性能 ⇒ カナル型 or ノイズキャンセリングがおすすめ
- 落下防止 ⇒ カナル型・イヤーウィング(イヤーフック)付きが落ちにくい
利用シーンによっては不要なものもありますので、それぞれの理由をみて取捨選択していただければ幸いです。
それでは、各ポイントの詳細について本記事で紹介していきます。
オーディオブック用のイヤホン選びのポイント
「ワイヤレス」がオーディオブックの利点を引き出す
オーディオブックのメリットを思い出してみましょう。
オーディオブックの良いところ
- 耳が空いていれば聞ける
- シチュエーションを選ばない
このうち、2点目のメリットを最大限に生かすのは間違いなく「ワイヤレス」。
これは、快適にオーディオブックを聞いているシーンをイメージしていただければきっと自明です。
オーディオブックの快適な利用シーン
- 家事をしながら ⇒ 耳から線をブラブラとぶらつかせていますか?
- ランニング中 ⇒ 耳から線をブラブラとぶらつかせていますか?
- 移動中 ⇒ 耳から線を...(自粛)
コードの存在はアクティブなオーディオブック活用においては邪魔になります。
という訳で、「あえて有線」という明確な理由がなければワイヤレスを選択しましょう。
「長時間再生」がオーディオブックには必須
ここからは、ワイヤレスを選択する前提で話を進めます。
バッテリー性能については、オーディオブックの用途でなくとも良いものを選んだ方が後悔しません。
ワイヤレスイヤホンという代物は、連続再生時間が短く充電が頻繁になってくると一気に「充電が面倒なデバイス」になり下がってしまいます。
特にオーディオブックの場合は、1冊につき3、4時間を超える再生時間の本もざらにあるので、通貫して読み切ることができないのは大きなストレスになり得ます。
個人的には5時間以上の連続再生が可能なイヤホンを選ぶと、運用がだいぶ楽になります。
さらにおすすめなのが、イヤホンの収納ケースが充電器になっているタイプ。
イヤホンを使ったあとケースに収納するだけで充電できるので、次の使い始めにはバッテリーFULL。
これで電池残量を気にする事がほぼ無くなりました。
※現在使用しているワイヤレスイヤホンがこのタイプです。
「防水」はIPX5以上がおすすめ ⇒ 「AirPods Pro」は防水ではない
万人に必須ではありませんが、防水機能がついているイヤホンを選ぶことを推奨します。
次の利用シーンがある人にとっては必須となります。
- シャワー・お風呂でもオーディオブックを聞きたい
- 屋外での利用で雨天にさらされる可能性がある場合
- ランニングなど汗を大量かく可能性がある人
私の場合は、スキマ時間の活用手段としてオーディオブックを利用していますので、シャワー中は完全なオーディオブックタイムです。
シャワーやお風呂の利用の場合は、生活防水レベルでは機能不足なのでIPX4の「AirPods Pro」はここで選考外となります。
少なくとも、IPX5以上のものを選びましょう。IPX7だとより安心です。
※IPX5でも長時間のシャワーなど水にさらされる程度によっては、何らかの影響を受ける可能性もあります。
【参考】www.toishi.info
シャワーでの使用予定がなくとも、野外での使用で水滴にさらされる可能性はあるので防水機能付きの製品を選んでおくのが無難です。
防水まわりはトラブルが多いところでもありますので、信頼性の高いメーカーを中心に選択肢を用意するとよいでしょう。
「遮音性」は高い方が良いが、ケースバイケース
オーディオブックでは文章を構成する一言一句を聞きもらしたくないので、入ってくる外音(雑音や環境音)は少ない方が良いです。
したがって、基本的にはカナル型やノイズキャンセリング機能付きのイヤホンがおすすめです。
ただし、遮音性に着目する際には注意したい点もあります。
注意ポイント
- 利用シーンによっては外音が聞こえないと困ることもある
どういうシーンかというと、たとえば屋外でのアクティビティ中や移動中。
車の音や人の音が聞こえない状態では、身の回りの危険の察知が遅れてしまうかもしれません。
他にも「話しかけられるかもしれないシーンでの利用」。外音をシャットアウトしているとコミュニケーションに弊害がでることも。
こういうケースを含めて遮音性は臨機応変に切り変える前提で考えておいた方がよいです。
イヤホンをゆるめに装着したりと物理調整するか、ノイズキャンセリング機能付きであれば簡単にON/OFFしやすいものが使いやすいと思います。
アクティブなオーディオブック活用には落下しにくいものを
家事をしながら、移動中、運動中。どれもアクティブな動作が伴います。
一方、ワイヤレスイヤホンって結構落ちやすい。落ちやすい製品なんてものは、もうポロポロと落ちるもんなんです。
アクティブなオーディオブック活用を目指しているのであれば、装着感の高いもの・落下防止の仕組みがあるイヤホンを選ぶと良いです。
落下による故障防止にもなりますし。
落下抑止には、フィット感の高いカナル型で落下防止に有効な「イヤーウィング」もついているとおすすめです。
絶対に落としたくないという方は、イヤホンの左右が有線でつながっているタイプは仮に落下しても首にコードがひっかかるので安全です。
コードの存在は邪魔になる感じることもあるので、許容できる場合に限ります。
オーディオブックを最大活用できるイヤホン紹介
オーディオブックの利点を最大活用できる前項の「5つのポイント」をおさえたイヤホンを紹介します。
オーディオブック用途であれば、1、2万円する高額イヤホンはオーバースペックだと思います。
私自身もAnkerの5000円以下のワイヤレスイヤホンを使用しており、これで十分快適です。
Anker「Soundcore Liberty Neo」
私が現在使用中のイヤホンです。
風呂でガシガシ使ってもOKな防水性能(IPX7)、5時間連続再生可能なバッテリー持ち。シンプルでコンパクトな形も気に入っています。
Anker「Anker Soundcore Life P2」
AnkerのAnker Soundcore Life P2はIPX7防水、7時間連続再生に加えノイズキャンセリング機能も付いています。
高性能でこの価格帯はオーディオブック用でなくとも普通に欲しくなりました。
Anker「Anker Soundcore Liberty Air 2」
Anker製品が続きます。
Anker Soundcore Liberty Air 2は7時間再生可能でノイズキャンセリング機能付き。AirPods Pro と比較対象になるほど高性能なAnker製品です。
イヤーウィングは付属していませんが、レビューを見ると脱落には強いようです。
JVC「HA-A10T-B」
無骨な印象のJVC「HA-A10T-B」。水洗いに耐えるIPX5の防水と4時間の連続再生が可能。
音質も好評で、品質には老舗のオーディオメーカーたる安心感があります。
ヤマハ「TW-E3A」
「TW-E3A」は国内大手メーカーのヤマハが販売する完全ワイヤレスイヤホン。
IPX5相当の防水と本体のみで6時間の長時間再生が魅力です。
日本メーカーらしくそれぞれの機能が高いレベルでまとまっており評価が高いです。
オーディオブック用のイヤホン選びまとめ
ちなみに音質については、演奏やボーカルを聞く訳ではないのでこだわる必要は無いと思います。
そもそも出力するナレーターによって声が作品によって違うということもありますし、好みの範囲ですのでここですすめるものは無いです。
もう一度、オーディオブック用イヤホンの購入時にチェックしたいポイントをまとめておきます。
イヤホン選びのポイント
- ワイヤレス
- 長時間再生
- 防水
- 遮音性能
- 落下防止
これら項目を事前に用途と照らし合わせてチェックしておけば、大きな失敗は無いでしょう。
それでは良いオーディオブック生活を送っていきましょう。