ネットで購入したクロスバイク「NESTO (ネスト)vacanze 1-k」のタイヤを32Cから28Cに交換しました。
今回は交換前後に体感した32Cと28Cの違いをまとめていきたいと思います。
交換した理由
vacanze 1-kでは購入時の初期装備で「MAXXIS DETONATOR ケブラービードタイヤ 」という、『32C』のなかなか良いタイヤが装着されています。
にも関わらず、購入から半年後にはタイヤ交換を行う判断を下すことにしました。
その理由は『耐パンク性能が高くなかったから』です。
日常的に走行する路面のコンディションがあまり良くなかったのかもしれませんが、残念ながら、多くのパンクに遭遇しました。
購入してすぐの期間に1回をはじめとして、使用期間半年の間に3、4回程。
恐らくすべて雨天時であったと思います。雨天時はタイヤに異物が刺さりやすいコンディションで致し方ない部分もあるかと思いますが、 通勤用に利用しているため、雨天時の走行はなかなか避けることができず、これまで使用してきたタイヤと比較してパンクする確率が異様に高かったと感じます。
これをきっかけに、タイヤの交換を決意しました。
また、「どうせ交換するなら」と、機動力の向上(主に走り出しの軽さや、転がりの良さ)を求めて、32Cから28Cのタイヤ幅に交換することにしました。
交換前後(32C→28C)のタイヤの特徴
交換前後のタイヤの種類とその特徴を補足しておきます。
「MAXXIS DETONATOR(マキシス デトネイター) ケブラービードタイヤ 32C」
MAXXIS DETONATOR の特筆すべきはタイヤの軽さ。重量300gと非常に軽量で、車体の軽さを一つの売りにした「vacanze 1-k」では、軽量化に一役かっていた形となります。
軽量化の構造に関して、タイヤの構成要素にはタイヤにリムを固定する役割を果たすビードと呼ばれる部分がありますが、この部位の素材にケブラーという化学繊維をさいようすることにより、ワイヤー製のビードよりも50gの軽量化に成功しているとの事。
クロスバイクに履かせるタイヤとしては、まぁまぁ高めの価格帯に属するタイヤで評判も上々です。
実際の乗り心地に関していうと柔らかくて最高です。「タイヤで乗り心地がこうも変わるのか」と感心しました。
しかしながら日常の足として致命的だったのがパンクに弱いこと。タイヤの柔らかわゆえに異物が刺さりやすいのです。
雨天で走行してたり通勤路の道路コンディションはパンクの一因ではありますが、毎月の様にパンクすると流石に手間がかかりすぎました。
先に記載した通り乗り心地は抜群なので惜しいところですが、こういった柔らか目のタイヤを装備する際はタイヤライナー(パンク防止テープ)でのパンク対策は必須で、組み合わせて装備するとデメリットを消せると思います。
この製品に限ったことではありませんが、遠征にはパンク修理剤をカバンに忍ばせておくと持っておくと安心です。
リブモ S 8W728-RBS-B 28C
前述のタイヤ程の予算はかけられなかったため、なるべく予算を抑えつつ、まずは耐パンク性能をカバーしようといったところで探し出したのが本製品。
「リブモS」は、コストパフォーマンスの高く耐久面での評価が高い、定番商品として名があがる事が多い様です。
こちらは、ワイヤー製のビートを採用しており、490gと結構な重量で、交換前と比較すると1.5倍以上の開きがあります。
特性は、耐摩耗性能と転がり性能を高めつつ、リーズナブルな価格設定を実現しており、通勤通学用途や、街乗りなどの日常使用に最適化したモデルといえるでしょう。
リブモ Sのレビュー追記
MAXXIS DETONATOR(マキシス デトネイター)からリブモSに履き替えて1年以上経過しています。雑な空気管理で通勤用に毎日乗車していますが一度のパンクも無し!
乗り心地は固めではありますが丈夫さは折り紙付きで、通勤・通学用としては申し分ありません。
32Cから28Cに交換して実感した「違い」
前述タイヤからタイヤへと交換を行って感じた変化を「良かった点」と「悪かった点」に分けて紹介していきます。
32C(交換前)の良かった点
- 軽量だった ※サイズ変更の効果ではなく、タイヤの種類の問題
- 滑りにくい
1つ目について、「タイヤを細くしたのに重くなった」のは完全にタイヤの種類に起因しており、交換前のタイヤの素材が軽かったというだけの事です。
同種のタイヤであれば、細くなった分軽くなるでしょう。
2つ目も、製品の特長に影響する部分も大きい観点ではありますが、一般的に地面との接触面が大きい方が、摩擦も大きくなるため滑りにくいという事が言えると思います。
32C(交換前)の悪かった点
- パンクに弱い
これも、製品の特長によるところですが、交換するに至ったポイントです。
逆に言うと、これ以外に不満な点はありませんでした。
28C(交換後)の良かった点
- 耐パンク性能が向上した
- 転がりが良くなった(気がする)
- 走り出しが軽くなった(気がする)
1つめの「耐パンク性能」については、それを狙ってリブモ Sを購入したので特にいうことはなく、前評判通りの耐性で購入して半年の間一度もパンクしていません。
2つめ、3つめについては、正確にいうと
「転がりが良くなった様な気がするが、劇的に変わったと気づく程ではない」
「走り出しも軽くなった。。。様な気がする」
という、かなり微妙な変化です。
もしかすると、同種のタイヤでサイズのみ変更すると違いが分かりやすいのかもしれませんが、今回はメーカーもあわせて変更していることもあり、走り出しや転がりという点での比較結果はすごく分かりづらい結果となりました。
28C(交換後)の悪かった点
- 滑りやすくなった
交換後の唯一不満な点はこれです。
やはりタイヤが細くなった分、雨天時に踏ん張りが効かない感覚があります。
路側帯の溝にハンドルをとられそうになることがあるため、雨天時の運転には以前に増して最新の注意を払っています。
まとめ
狙った耐パンク性能は改善してとはいえ、それ以外では「32Cから28Cに変更した結果、劇的な変化は無かった」というのが今回の結論です。
もちろん、メーカーを揃えてタイヤ幅のみ変更した場合には違う実感が得られる可能性はありますが。
この程度のタイヤ幅の変更よりは、タイヤの種類(メーカー)の特質による違いの方が変化が大きく見える気がしました。
交換を検討している方は、ご参考までに。
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