最近はオーディオブックでスキマ時間での読書がはかどってます。
オーディオブックの伝道師的存在でもあるメンタリストDaiGoさんの著書「超効率勉強法」を読了しました。
いきなりですが、こんな勉強方法をしていませんか??
- 「重要な箇所にマーカーを引く」
- 「語呂合わせで覚える」
- 「忘れないうちに復習をする」
意外にもこれらはDaiGoさんの著書によると科学的に間違った勉強の仕方なんです。
この本が提唱する科学的に正しい学習法は至ってシンプル。
「アクティブラーニング」を行うこと。
実践的な細かいテクニックは書籍を読んでいただくこととして、本記事ではいくつかの基本と感想をまとめていきます。
メンタリストDaiGo「超効率勉強法」
メンタリストDaigoさんの得意分野といえば「科学的な根拠に基づいた問題解決」。
今回もそれがいかんなく発揮されています。
本著書では「やってはいけない勉強方法」「効果的な勉強方法」「効果的な勉強を支えるメソッド」といった裏づけのある勉強術がまとめられています。
目前にテストや受験などの目標があると、精神論や体力勝負でがむしゃらに取り組んでしまい勝ちですが、勉強方法や事前準備について考える機会はあまりありません。
一夜漬けのような丸暗記で一時的にしのげる場合もありますが、所詮はその場しのぎ。
本著を読む事で、正しい勉強方法を実践するか否かで「本質的な学習効果」や「記憶の定着」に大きな差が出る事にきっと気づけるでしょう。
受験生でも社会人でも効率の良い勉強法に興味がある方におすすめの一冊です。
オーディオブックがあるのは「audiobook.jp」のみ。
その他のdaiGoさんの著書は「Audible」の 無料体験で1冊無料 で聞けるので興味があればこちらもおすすめです。
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効率的な勉強法の最大のポイントとは?
冒頭に書いたとおり実践テクニック詳細の紹介は避けますが、超効率勉強方法でのすべての根幹となる考え方は「アクティブラーニング」です。
文字通りアクティブ(積極的)にラーニング(学習する)といった勉強方法の特徴を指したもの。
当たり前といえば当たり前ですが、やらされる勉強より積極的に取り組む勉強の方が効果が高いのは自明です。
ポイント
- やってはいけない勉強法をやらない
- アクティブラーニングを取り入れる
つまりはこれが勉強方法の基本原則というわけです。
勉強方法(アクティブラーニング)の基本
DaiGoさんの本では、効果的な勉強方法の基本として「想起」「再言語化」が紹介されています。
いずれもキーワードでも実践的な学習テクニックがいくつか提唱されていますが、忘れてはならない前提は「全てはアクティブラーニングにするための手法の一つ」に過ぎないということだと思います。
紹介されている基本テクニックをきっかけに、新たな勉強方法を発見したりアレンジできるのもアクティブラーニングの魅力。
想起について
想起の項目では、学習した内容を適切な間隔で思い出したり、いくつかの関連情報とのセットをつくって知識の脳への定着を効率的に行うためのメソッドが紹介されています。
「090○○○○△△△△」といったランダムな番号を記憶するのはかなり難しい作業ですが、
「090-○○○○-△△△△」のようにハイフンをはさむと、急に覚えやすくなります。
「超効率学習法 - 想起テク3 チャンク化」より抜粋
ーー確かに。。
上の例は「チャンク化」という想起テクニックの一つを説明する際の事例です。
こういった経験則としてつい納得させられてしまうな、脳のメカニズムを最大限に活用する勉強方法が提唱されています。
ちなみにチャンク化は、バラバラな情報を関連づけてグルーピングして覚える事で頭に残りやすくなるテクニックです。
「想起テク」の見どころ
- クイズ化 → 覚えたいことをクイズ化
- 分散学習 → 忘れた頃に復習する
- チャンク化 → バラバラな情報をグルーピングする
一つ簡単に紹介すると、「クイズ化」は覚えたい情報をクイズにして自分で解くする方法です。
本や教科書を読むときも勉強するときも、覚えたい内容を細かくクイズ化していくのです。
これは意識的に思い出す事で記憶の定着率を高めることを狙った学習方法で、書籍内では"クイズをつくる"、"テスト"、"思い出す" といったステップを中心に、簡単に真似できる様々なテクニックが紹介されています。
想起の項を読んで認識したのは「思い出す」というフェーズの重要性。
意識的に思い出すが必要条件で、忘れかけた頃あたりの適切なタイミングであることも重要。さらにチャンク化でより多くの情報を記憶に定着させる。
この辺をおさえてアクティブラーニングを実践していくと、より効果的な勉強につながると思います。
再言語化について
アクティブラーニングにおけるもう一つのポイントが「再言語化」。
再言語化とは「学習した内容を自分の言葉に置き換えて説明する」勉強方法です。
学習内容を自分自身に解説したり、他者に教えようと咀嚼していく中で理解度を高めていくテクニックなのです。
よく「人に教えるのは自分の勉強になる」と言われますが、これはアクティブラーニング的にも正しい勉強方法一つということになります。
「再原語化テク」の見どころ
- 自己解説 → 自分に解説してみる
- ティーチング → 人に説明してみる
- イメージング → 場面をイメージしてみる
自己解説、ティーチングは言葉が指すように、学習内容を自分や他人に説明してみる方法です。
解説を組み立てる経緯で学習内容をより深堀りできたり、他人へ教えることでのモチベーションの向上や適度なプレッシャーによる学習効果も期待できます。
イメージングは学習内容をただの情報として頭に取り入れるだけではなく、その場面をイメージして考えることで学習効果を促進します。
再原語化の項では勉強した内容を様々なフィルターにかけ直すことで理解を深める手法を学びました。
書籍では具体的なテクニックまで丁寧に解説されています。「イメージング」など本ブログだけでは想像しにくい内容もあるかと思いますので、気になった方は是非オリジナルを参照ください。
やってはいけない勉強法
もっとはやく知っていたら。。
しかし、今聞いても色々とやってしまっていた事が思い返されて面白いです。
書籍で紹介されているやってはいけない勉強法のアンチパターンには次にようなものがあります。
- ハイライトまたはアンダーラインを引く
- 語呂合わせで覚える
- テキスト要約する
- テキストの再読
- 集中学習
- 自分の学習スタイルにあわせる
- 忘れる前に復習
理由は様々ですが、どれも科学的に非効率であったり効果が実証されていない間違った勉強方法となります。
情報の獲得が容易になっている現代ですが、意外とこのようなアンチパターンというものは知られていないのかもしれません。
個人的には全部やったことがあります。。笑
まとめ
「超効率勉強法」はこれまでの自分の学習方法について考える良い機会となりました。
様々な非効率を行ってきた私ですが、これを機に既存の学習方法を改めアクティブラーニングを取り込む事で時間の有効活用と学習効果の最大化にチャレンジしていきたいと思います。
しいて言えば、学生の時に読みたかった。
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