客先常駐という負のスパイラル。自分の身は自分で守れ!

自分の身は自分で守れ

地方の弱小IT企業に勤める身の上で、自分のポリシーとなっている言葉です。

かつて私が入社一年目にして、単独で他県の客先に派遣されていました。

それも4年弱という長期間。

今考えれば、そのこと自体が異常といえばそうなのですが、右も左もわからない新人ですので甘んじてその状況を受け入れる以外のアイデアを持ち合わせておりませんでした。

客先が大手メーカー系でしたので、

私以外にも同様の境遇で、全国の各地から「客先常駐」という名目で若手エンジニアが集結していました。

テスト業務が中心でしたので、リーダー格を除いては、新人や比較的経験年数の少ない(=単価の安い)人が多かったです。

その様な長期の客先常駐を経験して感じたこと、(主にデメリット)をいくつか挙げていきます。

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客先常駐の特徴

身内として教育をしてくれる人はいない

外注を一手に引き受ける大手メーカー系ですので、一応教育カリキュラムは整備されており、業務に必要な知識はしっかりと教育してくれたりします。

しかし会社間の距離感というのは確実に存在するため、あくまで「業務で必要な部分だけ」で、親身になって自分の行動を見てくれるという人はいません。社会人としてのうんちくなんぞを語ってくれる先輩はいないのです。

フランクに接してくれる人もいますが、「よその人」意識が少なからず存在するため一歩距離を置いた関係性となってしまうことが多いです。

精神と肉体の消耗

「人とのコミュニケーションが好き」という人には無関係かもしれませんが、

私のように「人と接する機会が少なそう」という誤ったイメージでIT職を選択したような「コミュ障」にとっては、常にお客さんの家にいる感覚が重荷となり、常に気を張っている状態となってしまします。

業務の進捗が少しばかり思わしくない場合など、

自分に責任がなくともなんとなく悪い気がしてしまい、昼休みを削って仕事をしていました。

最終的にはそれが習慣化してし、昼休みは「タバコを2本吸ってコーヒーを1本飲む」くらいの休憩で済ませて基本的には仕事をするようになっていました。

「そんなに気張らずにやれよ」と、気軽に声をかけてくれる先輩もいない客先常駐という環境から生まれた弊害といえます。新人はむやみに頑張るものなのです。

入社してすぐに、そのような環境にいたため、仕事に対する「力の入れ方」が完全に狂っていたのだと思います。

「身を精神を削ってまですることではない」という、考えが入りいる余地がないほどシャカリキやってました。

ダメになっても返品されるだけだ

極論をいうと、頑張って仕事をしても作業時間でしか評価はされない。

もし頑張りすぎて精神、体力が尽きてダメになったとき。

「おつかれさま」と、自社に返品されて終わりです。

その後、自社でリハビリの末、また違う客先でのリスタートが待っていることでしょう。

同じ境遇で、同じ時期に客先に終結した、他社のメンバ(ある意味同期)も

初めは5人以上いましたが、1人減り、2人減り、3年目には私一人になっていました。

帰属意識がなくなる

巷でよく言われていますが、これもデメリットとしては外せません。

何のためにこの会社に入社したのか、プロパーと同じ仕事をしてただ会社に搾取されているだけの関係ではないのか?と不信感がつのります。(実際そうなのですが)

自社開発でも始めない限りこれが地方IT会社の宿命で会社として存続するには必要なことであることは理解はしているのですが、

いまだに会社に対する不信感がぬぐえず、飲み会で上司に毒を吐くことで精神の安定を保っています。

対策:自分の身は自分で守れ!

実はこの言葉、同じ客先に出向していた他社の先輩が精神を病んでリタイヤする際に送別会でかけてくれた言葉です。

当時の私にはだいぶ刺さりました。

今でも色々迷った時には、最後にはこの言葉にいきつくことがあります。

「何も我慢する必要はない」

「今の環境が嫌だったら会社に言えばいい」

「聞き入れてくれないような、しょうもない会社は退社するまでだ(どうせ安月給)」

と言い聞かせて、

今日も客先へ向かうのでした。

おしまい

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