貧乏人が70歳で家を買う

ついに家を購入した。。。

のは私自身ではなく、両親の話だ。

70歳に差し掛かろうというこのタイミングで、賃貸生活に終止符を打とうというのだ。ちなみに子供らは自立して家を出ているため、基本的に両親が余生を過ごす目的での購入となる。

半年前くらいか。母親が何を思い立ったか急に「中古物件を探している」という話をしだしたもんで、

当初は「そんな金あるのか?」「先もそんなに長くないしお金を残して賃貸暮らしとか、老人ホーム暮らしでもした方が気楽ではないのか?」

などと説得を試みていたのだが、母親曰く、

「余生は地に足をつけて(物理的に)暮らしたい」

ということらしい。生まれてこのかたずっと賃貸暮らしの私には良く分からなかったが

歳をとると地面に近い方が血圧、脈拍が安定するのかもしれない。

とりあえず何らかの断固たる意志は伝わった。

支払いの計画など本格的に詳細を聞いてみると、ほぼローンを組まずに貯金から「現金での購入が見込めると」のこと。

ここで新たな疑問点が。

幼少期から貧乏生活を強いられ、高校生の時にはバイトで小遣いや教科書代を賄い、大学は奨学金で通い、社会人になって数年間はコツコツと仕送りを続きてきたので、一体どこにそんな金隠し持っていたのか?と思った。

お年寄りはお金を持っているというのは本当らしい。

しかしこれに関しても、本人曰く

へそくり

だそうだ。千万単位でヘソクリを貯めれるコツを是非教えてほしい。

尚、父にもこのヘソクリの存在はしらされておらず、父名義の口座の貯金額はヘソクリの4分の1程度であったようだ。

兄弟と相談の結果、今後の本人らの生活の余力も考え子供らで購入価格の一部を負担することで、老夫婦の不動産購入に全面協力することにした。

もちろん楽観視した決断ではなく、今後の様々なリスクや各個人への負担を承知の上で

「まぁ、最初で最後のわがままだから。。」

という、非常に良くできた妹の一言が決め手となった。

そうして先日、ウォッチしていた手頃な庭付き中古物件について、売り手との価格の折り合いがつき売買契約を終えることができた。

契約を終え不動産屋から出るときの母の顔はとても晴れやかで、いつにもなく満足気であった。

尚、この契約により父の定年が3年延長されたことも決して忘れてはいけない。

おしまいっ

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